アイスバーグレイク・バックカントリー【地図あり】

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ウィスラー近郊のバックカントリーエリア

今回のルートはこちらをチェック(実際に歩いてポイントチェックし、私が作成したルートです。)
→【バックカントリーの地図をHillmapでみてみる】
→【GPXファイルはこちらからダウンロード】

Hillmapの使い方とGPXファイルの有益な利用方法についてはまた今度記事にします。

今回のバックカントリーは、スキー場のリフトなど使いません!全て歩きでアクセスする山登り系をご紹介。合計9時間の山行。Hillmapを見ながら読んでいただくとわかりやすいかと思います。

朝8:30歩き始め

entrance

トレイルの入り口。

今回はスキーヤー2人、スノーシューのスノーボーダー2人の計4人です。

入り口のトレイルは地元の人が犬の散歩などで頻繁に使っているようで、シューやシールは必要なし。むしろツボ足のほうが歩きやすいということで、スキーヤーもスノーボーダーも板を担いで出発しました。

route1

サマートレイル沿いをすすみます。

このあたりはずっと登りでいつシール貼るか、シュー履くか・・・と様子を伺いながらしばらーくずっと歩き続けました。多分1時間半くらい同じ雰囲気が続いたと思います。先日ものすごいストームが来たせいで、森の中は小枝や大枝、木の葉が散乱して散々な状況に。笑 このあたりは落葉樹があまりないので木々の葉は冬でもついてるんです。

trail-mark

サマートレイルの目印はオレンジのマーク。

途中までは、だいたいこのオレンジのサマートレイルの表示を頼りに歩いて行けばOK。わりとわかりやすい。

グリズリー注意!?

サマートレイル沿いには「グリズリー」注意喚起の看板も発見!冬は冬眠してて出くわすことなんてないですが、夏はこの地域グリズリーの住処なのです。彼らの活動期にはこのトレイルがクローズされることなどが記してあります。「スクリーミング・キャット・レイク」ってネーミングが気になったのですが・・・。グリズリーに遭遇して泣き叫ぶ猫がいたんでしょうか。とりあえず夏には危険なトレイルであることを認識させられました。

grizzly

グリズリーに注意!

サマートレイルをはずれて川沿いへ

さて、途中からサマートレイルをはずれて森の中へアクセスしていきます。この日はすでにスキントラックがしっかりと付いていたのでそのルートを取りました。今回アテンドしてくれた、山大好きちょっとクレイジーなロッククライマーな彼が、数日前に1人で偵察した時につけたトラックだそうです。ここ1人で来るとか、私にはできません。笑

route2

樹林帯を進みます。

もちろんサマートレイル沿いに行ってもいいのですが、雪の上をアクセスできる今だからこそ近道できるので私たちはそちらを進みました。Hillmapではサマートレイルをルートしちゃってますが、map上の次のポイントを目指して川沿いに進めば早いです。

やっと良さそうな斜面発見!

歩くこと4時間半。

樹林帯を抜け、ようやくこちらの景色に出会いました。map上ではrest pointと示してあります。

restpoint

休憩ポイントに到着。

なんだか気持ち良さそうな斜面があらゆるところに!!!良さげな斜面に先駆者のトラックが2本ほどついていました。この気持ち良さそうな斜面を滑るには、ここからさらに1時間ちょい登ります。

かっこよすぎる氷河の山々

そして見えた絶景!!!向こうに見える山の斜面では、水色に見えるなんともクールな氷河が出迎えてくれました。おそらくここまでが日帰りで行ける限界。さらに奥を滑ろうと思うとテント泊しないと無理そうです。

glacier

氷河が向こうの山に複数みえます。

左奥にアイスバーグレイクがあり、背景のかっこいい山々はレインボーマウンテン( Rainbow mountain)の山脈たち。

ずっと景色に感動していたいところだったのですが、この時点で2時をまわっていたのでわりと急いでドロップポイントまで移動しました。下から見てこの辺りからドロップしようと思っていた場所が、結構トラバースしないと行けない場所にありました。地図上でみるのと、下から見るのと、実際行って見るのと。全然違うなあと改めて学びました。

そして、そのトラバース中に危険そうなウィンドスラブを発見しビビりまくる私。

実際、ウィスラーのコースからアクセスできるバックカントリーエリアは、コースに向かっている斜面はすべて雪崩コントロールがされているんです。でも今回のようなスキー場が周りに全くない山は違う。いつどうやって雪崩が起こるかわからない恐怖って、やっぱりあります。

良い斜面滑って帰ります?

いざドロップ!この日の雪はほぼクラストしていて、たまにまだふわっとした雪が残っているという感じ。かなり難しいコンディションでした。良さげな斜面を滑った時間はおよそ10分くらいでしょうか。これがこの日の肝でした。笑

rest pointまで戻って、帰り道のスタート。トラバースして滑り降りることで、歩かなきゃ行けない部分をかなり省略できました。やはり帰りは早い!

帰りは最後、広そうな違うルートで帰宅しました。このトレイルを行くメリットはボコボコの木の枝だらけのコースをボブスレーのように高速で滑り降りることが可能で時間を大幅に省略できること。めっちゃ上級者向け。笑 正直、怖かったです・・・。そんなで帰り道は3時間くらいで帰って来ることができました。

5:30出口に到着。

ちょうど日が沈んだかな〜くらいで無事に生還したのでした。

今回学んだことはかなり大きい!一度行ったことがある人と一緒だったので安心感はありました。でも長時間、板を背負って歩くことの大変さを痛感しました。今回スキーヤーと一緒だったので、待たせてしまう申し訳なさ。スキーがいかに便利かということがひしひしと身に染みた。またしてもスプリットボードがとっても欲しくなりました。

コースタイム:合計9時間(行き:5時間 帰り:3時間 滑り:合計30分 休憩:合計30分)
ルートマップ等、参考になれば幸いです。

私の使っているスノーシューはこちら。4年使っていますが頑丈だし、ツメがしっかりしているので氷の上でも噛んでくれます。しなるので、トラバースもらくらく。
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ポールはこちらのブラックダイヤモンド「トレイル」がおすすめ。日本で重宝してたモデルなんですが、ウィスラーで紛失。泣く泣く別のを購入。できたらまたこれ買いたい。値段もお手頃、2段で短くできるし十分軽いです。パウダーバスケット付いてます。
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