もくじ
ウィスラーのバックカントリーエリア カウボーイ・リッジ(Cowboy Ridge)

今回のルートはこちらをチェック(実際に歩いてポイントチェックし、私が作成したルートです。)
→【バックカントリーの地図をHillmapでみてみる】
→【GPXファイルはこちらからダウンロード】
Hillmapの使い方とGPXファイルの有益な利用方法についてはまた今度記事にします。
フルート・サミット(Flute Summit)までは本当にすぐに行けてしまうウィスラーのバックカントリーエリア。私はフルートまでしかウィスラーエリアは行ったことがなかったので、今回奥の方まで初めて潜入してきました。
カウボーイ・リッジ(Cowboy Ridge)は、フルートの向こうのオーボエの向こう側、つまりゲレンデから見れば3つ向こうの山になります。
帰り道のシンギングパス(Singing Pass)がスノーボーダーの私には本当に地獄でしたが、それ以外は爽やか楽しいお散歩でした。
総距離 16.22 km(フルート登り口のハイクアップ開始から、シンギングパスの出口まで)
時間 約5時間(フルート登り口のハイクアップ開始から、シンギングパスの出口まで)
10:00 リフト乗車
今回のメンバーは、女子2人!スキーヤーとスノーシュー・スノーボーダー(私)のコンビです。
日曜だったのもあり、9時半に集合してみたらウィスラーゴンドラ激混み。あきらめてフィッツに乗り、ゴンドラ中間駅から並びました。ゴンドラ降りて、ピークエクスプレスに乗り、シンフォニーリフトまで。
広いウィスラー、混んでるととっても移動に時間がかかります…。
11:00 バックカントリー入り口、登り始め
バックカントリー入り口にたどり着くのに約1時間もかかってしまいました。一番近くのフルート(Flute)はウィスラーで最も人気の高いバックカントリーエリア。ツボ足のひともたくさんいます。

フルートはアバランチコントロールがされていますが、本来はビーコンなど装備をもって行かなければいけません。私たちはフルートから3つ離れた山を目指すのでもちろんフル装備。

写真で見ての通り、この日はたくさんの人が登っていました。
11:15 フルート・サミット到着
15分くらいで、フルート・サミット(Flute Summit)へ到着。

なんて良い天気!!
大半の人がここからコースへ戻るフルート・ボウル(Flute Bowl)やレッサー・フルートを落としていきます。

写真の左手がフルート・ボウルになっていて、我々はフルート・サミットの尾根を右に巻きながらずーっと進んでいきます。向こうに見える山々が美しすぎて眩しい。
前回雪が降ってから6日くらい経過していて、しっかりとスキントラックがついています。固く踏まれていたので、シューで歩くのも楽々でした。
この先で一度板を履いて少し滑り降ります。そして今度はオーボエ・サミット(Oboe Summit)を目指して登っていきます。

青と白しかない世界!!!
スキントラックが並行して2本ついているので、2人で横並びでおしゃべりしながら登れます。
喋る余裕があるくらい、わりと緩めの登りだけでオーボエ・サミットへ行けるんです。
12:00 オーボエ・サミット到着
フルートの次はオーボエ・サミット(Oboe Summit)です。フルート・サミットからの時間はのんびり歩いて45分くらい。
なんだかオーケストラが始まりそうな名前がこの一帯には付けられています。

オーボエから見て、もう一つ向こうの尾根が今回目指しているカウボーイ・リッジ(Cowboy Ridge)です。斜度といい長さといい、パーフェクトにしかみえません。
美味しそうな斜面!!!!
ここまで来ると、登り口であれだけいた人たちは5分の1くらいになってました。
雪が降ってから6日ほど経過していたので、さすがのカウボーイリッジにも多数のラインがみえました。それでもまだ雪はありそうだ!!と期待が膨らみます。
ここから、下の谷に向かって滑ります。その様子を私のインスタグラムからどうぞ。
https://www.instagram.com/p/BunIUoUgkbS/
意外と雪残っていて気持ちよかったのです。この動画のところよりさらに下に落とすと、森林限界の切り替わり地点。
程よい感覚のツリーランが楽しめます。

12:45 メロディー・クリーク到着
カウボーイ・リッジの登り口は沢になっており、その名前はメロディー・クリーク(Melody Creek)。川まで音楽を奏でてます。

ここで先行する1パーティががっつりランチしてました。私たちもちょっとエネルギー補給などして、すぐに出発。
直登するとしんどそうなので、右側からトラバースしているスキントラックに乗っていくことにしました。

森の中へ伸びている1本道。ジグザグと切り返しながら高度を上げていきます。
ここは今回のハイクアップで一番長い登りと急な登りを含んでます。息が切れないように、汗をかかないように登っていきます。

途中、向こう側に見えるフラットなトップを持つ不思議な山。

こんな快晴なのに気温はかなり低め(-10度以下)だったので、汗をかかないことは結構大事です。
そして再び森林限界を超えるとこんな感じに。

青と白の世界にまたやってきました。ここから左側に登っていくとカウボーイ・リッジへ到着します。
14:00 カウボーイ・リッジ到着
1時間ちょっとの登りを経て、カウボーイ・リッジへついに到着!
ウィスラーエリアで一番かっこいいと言われるFissile(フィサイル)のピークがすぐそこに見えます。

そして左を見るとブラッコム(Blackcomb)ピークが。

カウボーイ・リッジのピークからメロディー・クリークまでがなかなか長い、良い斜度を滑れるのです。
滑ってきて見上げたらこんな景色でした。かなりライン入ってますが、実際に滑って見るとノートラックな部分を選んで滑れました。
降ってすぐにきたらかなり良さそう!日当たりも良いし、良い映像が撮れそうです。

14:45 シンギング・パスへ
メロディー・クリークからオーボエ寄りの斜面に、シンギング・パス(Singing Pass)と呼ばれるサマートレイルがあります。
冬も滑れますがかなり曲がりくねってガタガタ。登ったり下ったりの繰り返ししながら、ウィスラーゴンドラ乗り場のすぐ近くまで戻れます。
そう、この道はスノーボーダーにはかなりきついのです。

シンギング・パス沿いにはサマートレイルの目印としてこんなオレンジ色のマークが木に付けられているので、迷うことはないでしょう。

いや〜、本当に地獄のトレイルでした。。
登りになって、ワンフットして、また板履いて…。散々それを繰り返し。
ポールを持っていたのでいけるところはポールで漕いでみますが、ポールスノーボーダーはスキーのようには上手に進みません。
しかもジェットコースターのごとく曲がりくねったこの道のこの日のコンディションは、まあまあ固かったのです。
アイスバーンとまではいいませんが、近いものがありました。
スノーボーダーは特にこのシンギングパスを嫌う人が多いようで、わざわざオーボエを登り返す人も多いんだとか。
その意味がとってもよくわかりましたw
16:00 ビレッジへ帰還
地獄なシンギング・パスを無事に通過してヘトヘト。スキーの彼女には長いこと所々で待ってもらって随分と迷惑をかけてしまったけど…。
とっても良い経験になったカウボーイ・リッジへの旅でした。
コースタイム:合計5時間(ウィスラーのリフト乗ってから、シンギングパスの出口まで)
ルートマップ等、参考になれば幸いです。
私の使っているスノーシューはこちら。4年使っていますが頑丈だし、ツメがしっかりしているので氷の上でも噛んでくれます。しなるので、トラバースもらくらく。
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ポールはこちらのブラックダイヤモンド「トレイル」がおすすめ。日本で重宝してたモデルなんですが、ウィスラーで紛失。泣く泣く別のを購入。できたらまたこれ買いたい。値段もお手頃、2段で短くできるし十分軽いです。パウダーバスケット付いてます。
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