
経血カップを使い出してもうじき2年になります。
本当に革命的なことが私の生理週間に起きて、もっと早く使えばよかったと思って書いた記事が約1年前のこちらです。

この2年間は、経血カップと併用して使い捨てのナプキンやおりものシート(どちらもカナダ産)を使ってきましたが。
ついにずっと興味のあった「布ナプキン」へチェンジしてみたのでその感想を書き記すことにします。
結論を先に述べますと、
「十数年振りに、デリケトゾーンの肌かぶれが完全ゼロになりました!!!!!」
もくじ
経血カップを使い出して2年
*新品の時の写真です。
経血カップを使い出して、大げさだけど本当に人生が変わりました。笑
そのメリットをいくつか以下に並べてみます。
●生理時のムレによる不快感がほぼ無くなった
ずっと何かしらのスポーツを続けてきた私は、経血量の多い日はもともとタンポンを使うことが多かったのですが。
経血カップもタンポンと同様に、ナプキンに漏れ出るのを防いでくれているので不快感はほぼなし。
さらにタンポンよりも装着感が無い上に、タンポンよりも長時間つけっぱなしにできます。
ちなみに私の場合、2日目以降は1日に一回お風呂の時に外して洗って終わりです。
*経血カップのメーカーによって最長使用時間が決められています。私の使っているDiva Cupは12時間とありますが、取り外してまた入れる時に洗えない状況にある場合等は逆に入れっぱなしの方が清潔かなという勝手な判断ですので悪しからず。TTS(トキシックショック症候群)を引き起こすという話もありますが、タンポンより発生率はかなり低く、大ごとに至った実例では何日間も膣内に放置していたとのことです(海外での実例より)。
●生理痛が大幅に改善
これに気付くのには少し時間がかかりました。
でも思い返してみると、前は1日目や2日目ってもっとお腹痛くて薬飲んでなかったっけ…?と感じるのです。
最近は生理痛がひどくて鎮痛剤を飲むようなことが全くなくなりました。
●生理が早く終わるようになった
以前は基本7−8日、長いと10日とかダラダラ生理が続いていたこともありました。
経血カップに変えて2年経ったいま、4-5日くらいでだいたい終わってます。
私の場合、生理開始から5日目くらいまでずっと経血カップを使って、色のついた経血が出なくなったらおりものシートだけにしています。
ちなみにレギュラーサイズのナプキンを当てる必要があるのは最初の3日くらいです。
あとはおりものシートでいけます。
経血カップ神。
布ナプキンに変えた方が良い理由

⑴体への配慮
以前の記事にも書きましたが、使い捨てのナプキンは様々な化学物質を含んでいます。
中でも経血の吸収剤としてつかわれている高分子ポリマーには色々なことが囁かれています。
「絶対危険」ではないかもしれない。
でも「絶対安全」かどうかはわからない。
私は体への安全性を考えても辞められるのなら辞めたいと思った次第です。
⑵環境への配慮
使い捨てのナプキンは多くのプラスチック製品でできていて、ナプキンとして使った以上はリサイクルも不可能です。
個人差は様々ありますが、仮に12歳で初経があり50歳で閉経すると考えたとします。
女性には38年間毎月1回生理が訪れます(妊娠中を考えなかった場合)。
単純計算しても38年間で456回生理が来る訳です。
そして1回の生理で一体何枚の使い捨てナプキンを使っているか…と考えてみると、なんとも恐ろしい枚数になりそうです。
プラスチック製品の市場に出回る量を減らせる。
プラスチック製品を燃やす量を減らせる。
布ナプキンならうまく使えば5年くらいは使えると言われています。
布ナプキンの種類と使い心地
エコや環境保護が大きく取り上げられる中、いろいろな企業が市場に乗り出している模様。
インスタやフェイスブックの広告にもよく出てくるという人も多いのでは。
でもたくさん選択肢がありすぎて、私はどれを選んだらいいのかよくわかりませんでした。
調べていると、「布ナプキン」と一口に言っても色々種類があることがわかりました。
布ナプキンの種類
主に以下の材料で出来ていることが多いようです。
- コットン(綿)
- バンブー(竹布)
- マイクロファイバー(ポリエステル)
私はできるだけ、ポリエステル(プラスチック)を使っていないものを選びたかったのでコットンほぼ100%で出来ているものを探しました。
カナダのネットショップではなかなか見つけるのが難しかったです。
ある海外サイトの情報によると、マイクロファイバーがいちばん肌心地は良いとのこと。
その次にバンブー。
コットンは吸収率が一番悪いので使い心地では落ちると。
しかし、実際私が使ってみているものは肌面コットン100%ですが、経血カップとの併用では心地悪さを全く感じていません。
経血カップと布ナプキンの使用例
ある月の私の布ナプキンの使用枚数と経血カップの交換回数を公開します。笑
*写真はサイズSmallです。
意外とこういう使用実例が参考になるのではないかと。
| 1日目 | カップ交換 3回 | 布ナプキン(Small)
使用枚数 3枚 |
| 2日目 | カップ交換 3回 | 布ナプキン(Small)
使用枚数 3枚 |
| 3日目 | カップ交換 1回 | 布ナプキン (Liner)
使用枚数 1枚 |
| 4日目 | カップ交換 1回 | 布ナプキン(Liner)
使用枚数 1枚 |
| 5日目 | カップ交換 1回 | 布ナプキン(Liner)
使用枚数 1枚 |
*手持ちはSmallが7枚、パンティライナーが5枚ですがうまく回っています。
*5日目以降も気になる時は、ライナーのみを使うようにしています。
布ナプキンの使用感
布ナプキンは使い捨てナプキンより分厚いので、タイトなパンツを履く時などはもしかしたらごわごわして気になるかもしれません。
パンティライナータイプのものはそれほどごわつかないので気にならないと思います。
私は経血カップと併用しているので、少し漏れたぐらいでは給水が悪いとは感じません。
吸水に関しては使い捨てナプキンとほぼ同じかなと感じています。
布ナプキンに変えてから、生理中にデリケートゾーンの肌トラブルがゼロ!というのを初めて体感しました。
以前にカナダの生理用品について書いた記事で「特に肌トラブルは起きていない」と書きましたが、毎月必ずデリケートゾーンに何かしらのできものが出来たり、ナプキンで擦れて肌が荒れたりはしていたのですがこれが私にとって「普通」だったので「特に」はトラブルが無いと判断していたのそう表現していました…。
しかし、晴れて完全なるデリケートゾーンの肌トラブルゼロになりました。
*私はわりと肌トラブルの多い人間で、25歳くらいの時にシャンプーや化粧品の化学物質による「化粧品かぶれ」というのが急に起きて皮膚科へ通ったことがあります。
全ての化粧品とシャンプーや洗顔をパッチテストして見直してなんとか改善…という過去があります。
出先で交換するときは、ポーチに使用済みを畳んでしまって持ち帰っています。
家でもすぐに洗えないときは小さく畳んでおき、お風呂でまとめ洗いするまで置いています。
布ナプキンの洗い方
気になるのが布ナプキンの洗い方だと思いますので実際に洗ってみた感想を。
慣れればそれほどめんどくさくはない!
私はお風呂の時にまとめて洗っています。
①まず、お風呂の時にせっけんで手洗いして汚れをある程度落とします。
②そのあとせっけんをつけたまま一晩水に浸けておく。←これが汚れを落とすポイントです。
③次の日洗濯物と一緒に、ネットに入れて洗濯。
④乾燥機は使わず、自然乾燥させます。
私の使っているパッドのホームページには最低6時間は浸けておくと汚れが取れやすいとありました。
浸けおきしたり、干したりするわけですから同居人の理解は必要になるかと思います。
家族には「いかに体に良いことをしているのか」「環境に良いことをしているのか」を説明することでちゃんと分かってもらえるかと。
特に男性には、毎月の女性の生理が大変である事を知ってもらう良い機会になる気がします。
おすすめはHannahpad

私がカナダで愛用しているのは「Hannahpad(ハンナパッド)」という韓国発のブランドです。
各国に展開しているので、もちろんカナダにも日本にもあります。
オーガニックコットン100%にこだわっていて、肌への優しさはものすごく良いと実感できるはず。
オーガニックコットン96%、TPU4%。
TPUとはプラスチックの中では環境に優しいと言われているものです。
経血が漏れないようにうっすらとナプキンの外側部分に加工されています。
本当はプラスチックゼロにしてほしいと言う個人的願望がありますが。
公式サイトをみると、廃棄するときはスナップボタンと外側のTPU加工の柄布を取り除けば、残りはコットン100%でコンポスタブルだと書かれていました。
とにかく大事に使って5年くらい持たせてみようと思っています。
柄も可愛くて小さく畳んでしまえば、これが生理用品だとはわからないほど。
日本からは楽天でも購入できます。
まずはこちらのSmallサイズの2枚セットを試しに買ってみるのがおすすめです。
|
価格:2,618円 |
別にハンナパッドの回し者では無いのですが、生理週間が180度ガラリとかわるこの体験をぜひこれを読んだ皆さんにもしてほしいです。
私は快適さの観点から「経血カップとの併用」を強くお勧めします。
タンポンにも抵抗のある方には難しいかもしれませんが、布ナプキン単体でも試してみて損はないと思います。
この二つのアイテムで、毎月の生理が本当にめっちゃ快適に変わります。
人生変わります。笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
